こんにちは、akka(あっか)です。
私は現在、北海道で一人暮らしをしています。
北海道に住むようになって、かなり長い年月が経ちました。
先日、本州から北海道へ移住し、現在はロッジを経営している方の移住体験を読む機会がありました。
「北海道に移住して、こんな暮らしをしているんだな」と興味深く読んでいたのですが、ふと、こんなことを思いました。
「あれ?私も広い意味では北海道に移住したってことなのかな?」
私の場合は、仕事を辞めて北海道に移住したわけではありません。
大学進学をきっかけに北海道に来て、そのまま北海道で就職しました。
そして気づけば、40代。
振り返ってみると、人生のかなり長い時間を北海道で過ごしています。
今回は、そんな私が北海道に来たきっかけと、長く住んでいるうちに「慣れたこと」「いまだに慣れないこと」をまとめてみます。
私が北海道に来たきっかけ
私はもともと動物が好きでした。
特に牛に関することに興味があり、大学では牛について勉強したいと思っていました。
そこで選んだのが、北海道の大学です。
今振り返っても、
「よく北海道の大学を選んだな」
と思います。
というのも、大学に進学するまで、私は北海道に一度も行ったことがありませんでした。
旅行で訪れたこともありません。
北海道に親戚がいたわけでも、特別な縁があったわけでもありません。
それなのに、
「牛について勉強したい」
という理由で、北海道の大学を選びました。
今考えると、かなり思い切った選択だったと思います。
北海道の広さもよく分かっていなかったし、冬の寒さがどれくらいなのかも知りません。
それでも大学に進学して、北海道で暮らし始めました。
大学時代は、あまり「北海道に住んでいる」感じがしなかった
大学には、北海道出身の学生と道外出身の学生が半々くらいいました。
全国から学生が集まっていたので、キャンパスではいろいろな方言が聞こえてきます。
北海道出身の友達もいれば、本州出身の友達もいる。
そのため、大学生活を送っている間は、意外と「北海道に住んでいる」という実感がありませんでした。
大学という小さなコミュニティの中では、北海道というより「全国から人が集まっている場所」という感覚だったのかもしれません。
でも、大学を卒業した後、そのまま北海道で就職しました。
そして仕事をしながら北海道で生活し、転勤や引っ越しなどを経験しながら、気づけば40代。
いつの間にか、北海道で暮らすことが自分の日常になっていました。
初めての北海道で驚いたこと
そんな大学時代、初めて「北海道って本州とは違うんだな」と思った出来事があります。
それが、焼き肉です。
大学の友達と、初めて野外で焼き肉をしたときのこと。
私は普通に、牛肉が出てくるものだと思っていました。
ところが、出てきたのは……
ジンギスカン。
「……牛肉は?」
と思いました(笑)。
私の中では「焼き肉=牛肉」というイメージだったので、牛肉がなくてちょっとガッカリ。
でも、北海道に長く住んでいるうちに、すっかり慣れました。
今では、外で焼き肉をするときにジンギスカンが出てきても、まったく違和感がありません。
むしろ、
「北海道で外焼き肉ならジンギスカンだよね」
と思うくらい。
こういう小さなカルチャーショックも、北海道に長く住んでいると思い出のひとつです。
北海道に住んで慣れたこと
北海道に住み始めた頃には驚いたことも、長く暮らしているうちに当たり前になってきました。
野菜を秋に大量に買う
北海道で暮らすようになって、秋に野菜をまとめて買うことにも慣れました。
じゃがいも、玉ねぎ、かぼちゃなど、保存できる野菜をまとめて買う。
最初は、
「こんなに買うんだ」
と思っていましたが、今では秋になると、
「冬に向けて買っておこう」
という感覚になります。
北海道の秋は、冬に備える季節でもあるんだなと思います。
野生動物の横断
北海道に住んでいると、車を運転していて野生動物に遭遇することがあります。
キツネや鹿など、道路の近くにいることも珍しくありません。
特に注意が必要なのが鹿。
私は実際に、鹿と車がぶつかったことがあります。
それ以来、北海道で運転するときは、
「何か飛び出してくるかもしれない」
という気持ちで運転するようになりました。
鹿が道路を横断すること自体には驚かなくなりましたが、突然飛び出してくるのは、何年住んでも怖いです。
北海道に住んで、「野生動物が身近にいる」という環境には慣れました。
でも、事故には慣れたくないですね。
長距離運転
そして、北海道に住んでかなり変わったのが「遠い」の感覚です。
北海道では、ちょっと遠くまで出かけようと思うと、普通に100km、200kmという距離になります。
本州に住んでいた頃なら、
「それ、かなり遠くない?」
と思っていた距離でも、北海道では車で移動することが普通になりました。
今では長距離運転にもすっかり慣れました。
むしろ、北海道の広い道路を車で走るのは気持ちがいい。
信号が少なく、周りに建物もほとんどない道を走っていると、
「北海道に住んでいるな」
と感じることがあります。
それでも、いまだに慣れないこと
長く北海道に住んでいるからといって、何でも慣れるわけではありません。
何年経っても、
「これはちょっと……」
と思うこともあります。
暖房をガンガンたく
北海道の冬は寒い。
だから、家の中を暖かくするのは当然です。
でも、北海道では外がものすごく寒いのに、家の中は半袖で過ごせるくらい暖かくしていることがあります。
最初は、
「そこまで暖めるの!?」
と思いました。
外は雪。
気温は氷点下。
なのに家の中では半袖。
北海道の冬では、珍しくない光景です。
北海道に長く住んでいる今でも、この「暖房をガンガンたく」文化には、完全には慣れていません。
寒いのは嫌だけど、暖房をつけすぎるのもなんだか落ち着かない。
このあたりは、いまだに自分の中で葛藤があります。
除雪
そして、これは何年住んでも好きになれません。
除雪。嫌いです。
(笑)
雪が降れば、雪かき。
車の周りも、玄関も、通路も。
雪が積もるたびに、
「またか……」
となります。
北海道に住む以上、避けて通れないことなのは分かっています。
雪景色はきれいだし、冬の北海道ならではの楽しみもあります。
でも、
雪を見るのと、雪を除雪するのは別問題。
これは声を大にして言いたいです。
水道の水抜き
そして、北海道の冬でいまだにちょっと面倒なのが、水道の水抜きです。
北海道では、気温が下がると水道管が凍結することがあります。
そのため、寒い時期には水道の水抜きが必要になります。
初めて北海道に来た頃は、
「水道の水を抜くってどういうこと?」
という感じでした。
今では冬になると、
「今日は水抜きしたほうがいいかな」
と考えるようになりましたが、何年住んでも面倒なものは面倒です。
これも北海道に住んだからこそ覚えた生活習慣のひとつです。
移住って、いろんな形があるのかもしれない
今回、北海道へ移住した方の体験談を読んだことで、改めて自分のこれまでを振り返るきっかけになりました。
私の場合、
「北海道に移住するぞ!」
と決意して来たわけではありません。
動物が好きで、牛について勉強したくて、北海道の大学を選んだ。
そして大学を卒業して、そのまま北海道で就職した。
それから長い年月が経ち、今も北海道で暮らしています。
そう考えると、私も広い意味では「北海道に移住した人」の一人なのかもしれません。
「移住」というと、仕事を辞めて知らない土地へ引っ越したり、田舎暮らしを始めたりするイメージがあります。
でも、私のように、
進学をきっかけに住み始め、そのまま就職して住み続ける。
そんな移住もあるんじゃないかなと思います。
人生の中では、最初から「ここに住み続ける」と決めていなくても、ひとつの選択がその後の人生を大きく変えることがあります。
私にとっては、それが「北海道の大学に進学する」という選択でした。
北海道に一度も行ったことがなかったのに、なぜ北海道の大学を選んだのか。
今でも不思議です。
でも、あのとき北海道を選んだからこそ、今の私があります。
北海道に住んでみて
北海道に住んでいると、慣れたこともたくさんあります。
秋に野菜を大量に買うこと。
ジンギスカンを焼き肉として食べること。
道路を横断する鹿に注意すること。
100km、200kmの距離を普通に車で走ること。
一方で、何年住んでも慣れないこともあります。
暖房をガンガンたくこと。
除雪。
水道の水抜き。
それでも、こうやって振り返ってみると、北海道で暮らしてきた年月も、私の人生の大切な一部になっています。
「北海道に移住する」と決意して来たわけではない私ですが、気づけば北海道で人生のかなりの時間を過ごしてきました。
これから先も、北海道に住み続けるのか。
それとも、いつか別の場所で暮らすのか。
まだ分かりません。
でも、大学進学をきっかけに始まった北海道暮らしが、ここまで長く続くとは、あの頃の自分は思っていませんでした。
移住には、いろんな形がある。
そんなことを、今回改めて感じました。
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