【ミニマリスト】モノを少なくして感じること

ミニマリストの小話

「着ていない服」「割りばしやプラスチックのスプーン」「テレビ台に家電の取扱説明書や書類」

これは、私が北海道の大学を卒業して、そのまま北海道で就職をして社会人になったころに家にあったモノたちです。

私の実家はモノが溢れている家でした。子どものころからその状態だったので、「テレビ台に家電の取扱説明書や書類」があることに違和感を持たずに社会人生活をしていました。ある時、友達が遊びに来て「なんでテレビ台に紙類があるの」と言われました。その時、初めて変なのだと気づきました。

その頃は近藤麻理恵さんの「人生がときめく片付けの魔法」や、やましたひでこさんの「断捨離」がブームになっていたので、それらを参考にして少しずつモノを捨てていきました。

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まずは、服を捨てることから始めました。最初は、少し傷んでいてもすべてリサイクルショップへ持っていっていましたが、40Lのゴミ袋1袋に入った服はたったの10円。私はこんなものに引越し代を払って持ってきたのか、と思いショックを受けました。それからはきれいなものはリサイクルショップへ、傷みがあるものは捨てました。一気にすると疲れるので、絶対着ない服だけ処分して、悩むものは一時保管をして、片付けをする場所を変えました。

次の場所は、台所です。明らかに要らないもの、量が多いものを処分しました。割り箸やスプーンは、職場に持っていきました。うちの職場では割り箸を使うことがあるので、多くても困りません。ストックは1か所に集めて在庫把握できるようにしました。サランラップやゴミ袋がいっぱい出てきました。安いときに買ってしまう癖があったのだと改めて認識しました。食器類は2人分の量を残してあとは処分しました。食器は捨てる意思がないとどんどん増えていきます。新しいものを買ったら、何かを捨てるようにしています。

お風呂・トイレ・洗面台で使う洗剤は、洗面台の下のスペースに収まるように整理しました。ストックは置かずなくなったら買いに行くようにしました。

「テレビ台に家電の取扱説明書や書類」の部屋から3-4年かけてゆっくり部屋を片付けていきました。人によってはモチベーションがあるうちに一気に片付けることをおススメしていますが、片付けは判断力や執着との闘いでエネルギーを使います。私は、「1日1個捨てる」「目についた要らないモノは捨てる」を繰り返して、ゆっくり片付けていきました。このスタルが合っていました。

今ではこんな部屋になりました。テレビを処分したので、テレビ台もなくなりました。

物を少なくして思うことは、「モノが使いやすい」「モノを使い切るって大変」「モノが行方不明にならなくなった」「お金が貯まりやすくなった」「自分軸で考えられるようになった」です。特に「自分軸で考えられるようになった」は、他人軸(他人の目線)で動いていたことが、服や食べ物、洗剤などいろんなところに現れていたなと感じました。「自分軸で考えられるようになった」は、モノだけでなく、生き方にも重要になってきます。世の中には「べき」が多くて、性別や年齢で、女性ならこうする「べき」、その年齢ならこうする「べき」と言われることで、他人に振り回されて、自分が落ち込んでいきます。でも、自分の人生なので自分が生きたいように生きるのが大事です。人は人、自分は自分、べきべき言う人は自分軸で生きてない人、です。自分が楽しく過ごせるように人生を楽しみたいです。

片付けは部屋をきれいにするだけでなく、メンタルの部分も整えてくれます。少しでも、ゆっくりでも試してみてはいかがでしょうか。

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