パワハラ体験談|精神的に追い詰められて精神科を受診するまで

人間関係の小話

こんにちは、hanaです。

普段は節約や投資についてブログで発信していますが、今回は少し重たい内容になります。

それは、私が職場で上司から受けたパワハラについてです。

会社員として働いていると、「これってパワハラなのかな」と感じる場面は、誰にでもあるのかもしれません。
でも、実際に自分がその立場になると、想像以上に心と体にダメージを受けました。

今まさに職場で苦しんでいる人や、「自分が弱いだけなのかな」と悩んでいる人に、少しでも参考になればと思い、体験を書き残すことにしました。


パワハラの定義

 

パワハラ(パワーハラスメント)とは、同じ職場で働く人に対して、優越的な立場を利用し、業務の適正な範囲を超えて精神的・身体的苦痛を与えたり、職場環境を悪化させたりする行為です。

厚生労働省では、代表的なパワハラを以下の6つに分類しています。

① 身体的な攻撃(暴行・傷害)

  • 殴る、蹴る
  • 物を投げつける など

② 精神的な攻撃(脅迫・侮辱・暴言)

  • 人格を否定する発言
  • 大声での叱責
  • 必要以上に長時間怒鳴る
  • 相手を罵倒するメールを送る など

③ 人間関係からの切り離し(無視・孤立)

  • 仲間外れ
  • 長期間の隔離
  • 意図的に孤立させる など

④ 過大な要求

  • 明らかに無理な業務を押し付ける
  • 必要な教育なしで高い成果を要求する など

⑤ 過小な要求

  • 能力とかけ離れた単純作業しか与えない
  • 仕事を与えない など

⑥ 個の侵害

  • 私生活への過度な干渉
  • 個人情報を勝手に話す など

私のパワハラ体験談

 

転勤をきっかけに、仕事の環境も内容も大きく変わりました。

以前の仕事は、自分の裁量で進められる場面が多く、気分転換に体を動かす仕事へ切り替えたり、大きな案件が終われば長期休暇を取ったりすることもできました。

しかし、今の仕事は事務職です。

周囲から次々と仕事が降ってきて、自分で立てた予定通りに進まないことも多く、休みを取れば休み明けのメール対応だけで半日が終わることもあります。

常に周囲との調整が必要で、正直、私の性格にはあまり合っていませんでした。

最初はそこまで気にならなかった上司の言葉も、仕事に慣れずミスが増えるにつれて、どんどん厳しくなっていきました。

私が受けたのは、「精神的な攻撃」にあたるパワハラだったと思います。


実際に言われた言葉

イベント紹介文を作成したとき
「あなたの考えたことなんて大したことないんだから、考えないで既存の文章を写せばいい」

書類作成時
「あなた、日本語弱いよね。意味わかって書いてる?」
「理解してないなら簡単に“はい”って言わないで」
「私の言った通りにできないの?」

外部会議の帰り際
会議室を出る前にコートを着たとき、
「コートは部屋を出てから着るもの。そんなの常識だから」
「一般常識がないと相手にされないよ」

その他
「ショートカットキー知らないの? だから仕事遅いんだよ」
「仕事できない人って嫌いなんだよね」
「なんでできないの?」
「自分が仕事できないって認識した方がいいよ」
「理解してるなら説明してみて」

口調もきつく、同僚や他の上司がいる前でもお構いなしでした。

その場にいた人たちも、助けてくれることはありませんでした。

そんな状況が、半年以上続きました。


パワハラで心と体に起きた変化

 

体の異変に気づいたのは11月頃です。

仕事がまったく手につかなくなり、椅子に座ったままぼーっとしてしまう日が増えました。

体は重く、ご飯を作る気力も、出かける元気もありません。

そのまま年末を迎え、実家へ帰省しました。

実家で過ごしている間は久しぶりにリラックスできたのですが、北海道へ戻る2日前くらいから、仕事の夢を見るようになりました。

「帰りたくない」

本気でそう思いました。

連休明けの出勤は、職場へ向かうだけで苦しく、「このままだと本当にまずいかもしれない」と思い、精神科を探し始めました。

でも、病院を検索してから予約するまで、1週間以上かかりました。

  • 自分が弱いだけじゃないのか
  • こんなことで受診していいのか
  • 症状をどう説明すればいいのか

そんなことばかり考えて、なかなか予約ボタンを押せませんでした。

それでも仕事はつらく、帰り道に「今日こそ予約しよう」と思いながら、また何日も過ぎていきました。

ようやく予約を取れたものの、初診は2週間後。

その間は、ずっと綱渡りをしているような感覚でした。

少しでもバランスを崩したら、そのまま心が壊れてしまいそうでした。


病院に行くまでにやったこと

病院に行くまでの間、とにかく「自分を壊さないこと」を優先しました。

■体を整える

  • 晩ごはんを作る
  • アルコールを飲まない
  • 湯船に浸かる
  • 寝る前にヨガをする

■メンタルについて勉強する

  • 精神科医のYouTubeを見る
  • 認知行動療法を試す
  • ノートに気持ちを書き出す

■「辞めても大丈夫」を確認する

  • 資産を把握する
  • 退職金を計算する
  • 傷病手当金や失業手当を調べる

特に大きかったのは、「最悪、辞めても生きていける」と確認できたことでした。

お金の不安が少し減るだけで、心がかなり軽くなりました。


精神科を受診して感じたこと

 

受診当日は、年休を取りました。

待合室は静かで、普段行く内科や歯科とは少し違う雰囲気でした。

診察では、

  • 現在の症状
  • 職場の状況
  • 治療方法(薬・カウンセリングなど)

について30分ほど話しました。

私の場合、まだうつ病や適応障害と診断される段階ではなく、薬にも抵抗があったため、「まずは様子を見ましょう」ということになりました。

でも、その後も上司が出勤してくるだけで心臓がバクバクしたり、仕事が手につかなくなったりしたため、再度受診しました。

そのとき先生が言ってくれた、

「いいんだよ、愚痴を吐きに来ても」

という言葉に、とても救われました。

「もっと悪くなる前に来てよかった」

本当にそう思いました。


今思うこと

 

今は、メンタルについて勉強したことで、自分や相手を少し俯瞰して見られるようになりました。

パワハラをする人は、ある意味とても不器用で、自分自身にも厳しい人なのだと思います。

「自分はこんなに頑張っているのに、なぜあなたはできないの?」

そんな思い込みに縛られて、本人も苦しんでいるのかもしれません。

もちろん、だからといって人を傷つけていい理由にはなりません。

ただ、以前よりは「この人はこの人で苦しいんだな」と距離を置いて考えられるようになりました。

そして、その上司は3月で異動になりました。

あと少しで終わると思うと、少しだけ安心しています。


もし今つらい人がいたら

 

今回の経験で、「パワハラは他人事じゃない」と痛感しました。

幸い、私はうつ病や適応障害にはなりませんでした。

でも、それは本当に運が良かっただけかもしれません。

もし今、

  • 朝起きるのがつらい
  • 職場へ向かうだけで苦しい
  • 涙が出る
  • 何もやる気が出ない

そんな状態なら、無理をしないでください。

精神科や心療内科に行くことは、特別なことではありません。

心が壊れてからでは、本当に回復に時間がかかります。

そして、「辞めても大丈夫」と思えるだけの資産や選択肢を持つことは、心を守る力になると感じました。

お金は人生を豊かにするだけではなく、自分を守るための武器にもなるんだと思います。

今回の体験が、誰かの参考になれば幸いです。

投稿:2023年3月22日
修正:2026年5月24日

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