こんにちは、hanaです。普段は、節約や投資のことをブログで発信していますが、今回は少しネガティブな投稿になります。それは、私が職場の上司から受けたパワハラで精神的に追い詰められたときの体験談です。パワハラは会社員なら誰もが体験することじゃないかと思います。私の体験談がパワハラをいま受けている人の参考になればと思い綴ることにしました。
パワハラの定義
パワハラは、パワーハラスメントの略語で、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や同僚や部下などの職場内の優越的な関係を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える、または職場環境を悪化させる行為です。
■パワハラの代表的な言動(引用:厚生労働省)
① 身体的な攻撃(暴行・傷害)
・殴打、足蹴り、 相手に物を投げつける、など
②精神的な攻撃(脅迫・名誉棄損・侮辱・ひどい暴言)
・人格を否定するような言動、相手の性的指向・性自認に関する侮辱的な言動を含む。
・業務の遂行に関する必要以上に長時間にわたる厳しい叱責を繰り返し行う
・他の労働者の面前における大声での威圧的な叱責を繰り返し行う
・相手の能力を否定し、罵倒するような内容の電子メール等を当該相手を含む複数の労働者宛てに送信する
③人間関係からの切り離し(隔離・仲間外し・無視)
・自身の意に沿わない労働者に対して、仕事を外し、長期間にわたり、別室に隔離したり、自宅研修させたりする。
・一人の労働者に対して同僚が集団で無視をし、職場で孤立させる
④過大な要求(業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制・仕事の妨害)
・長期間にわたり肉体的苦痛を伴う過酷な環境下で、勤務に直接関係のない作業を命ずる
・新卒採用者に対し、必要な教育を行わないまま到底対応できないレベルの業績目標を課し、達成できなかったことに対し厳しく叱責する
・労働者に業務とは関係のない私的な雑用の処理を強制的に行わせる
⑤過小な要求(業務上の合理性なく能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと)
・管理職である労働者を退職させるため、誰でも遂行可能な業務を行わせる
・気にいらない労働者に対して嫌がらせのために仕事を与えない
⑥個の侵害(私的なことに過度に立ち入ること)
・労働者を職場外でも継続的に監視したり、私物の写真撮影をしたりする
・労働者の性的指向・性自認や病歴、不妊治療等の機微な個人情報について、当該労働者の了解を得ずに他の労働者に暴露する
私のパワハラ体験談
転勤によって、仕事の環境や内容はガラリと変わりました。前の仕事内容は個人の采配できたので、気分がのらないときは体を使う仕事に切り替えたり、大きな仕事が終われば長期休みをとったりできました。しかし、今の仕事は事務職で、周りから降ってくる仕事が多く、その日にやろうと計画をたてても、全くできないこともありますし、休みをとると休み明けのメールへの対応で半日潰れます。人と合わせるなくてはならないので、私の正確には全く合いません。
はじめはそこまできつく感じなかった上司の言葉も仕事に慣れないず、ミスが多くなった私に対して、言葉や態度がどんどん悪くなっていきました。
私の受けたパワハラは、②精神的な攻撃(名誉棄損・侮辱・ひどい暴言)でした。
内容は
■あるイベントで自社の紹介文を書いたとき
ーあなたの考えたことなんて大したことないんだから、考えないで、今ある文章を写せばいい。
■書類を作成したとき
ーあなたは日本語が弱いから、言葉(日本語)の意味わかって書いてる?
ー私の言っていることがわからないなら「はい」って言わないで
ー私の言ったとおりにできないの
■外部の会議へ出席し、会議室から出るときに上着を着たとき
ーコートは部屋を出てから着るもの、そんなの常識。一般常識がないと相手にされないよ。
■その他
ー(PCのキーボード操作をみて)ショートカットキー知らないの、それじゃ仕事が遅いわ。
ー仕事できない人は嫌い。めんどくさい、私は仕事できない人とは関わらない。
ーなんでできないの。自分が仕事できないこと認識した方がいいよ。
ー私の言ったこと理解してる。わかってるなら説明して
口調はきつく、同僚や他の上司がいる前でもお構いなしに、暴言や悪口を言われました。
その場にいる同僚や他の上司は特に私を助けたり、その上司に注意することもありませんでした。そんなパワハラが半年以上続きました。
パワハラによる体と心の症状
体の異変に気付いたのは11月頃でした。仕事が全く手に付かなくなって、椅子に座ってぼーっとしてる日が続きました。体は重くて、ご飯を作る気力も出かける元気もありませんでした。その状態が続いたまま年末を迎え、実家に帰省しました。実家で過ごす日々は楽しくリラックスできました。しかし、北海道に帰る2日前から仕事の夢を見るようになり、ほんとにほんとに北海道に帰りたくなかった。1月の連休明けから4日間の仕事はとにかく仕事場に行くだけでも辛かく、これはさすがにこのままいくとおかしくなると思い、近くの精神科を検索しました。ただ、精神科を検索してから予約するまで、1週間躊躇しました。それは、自分の状態が悪いのは気のせいではないのか、自分の症状をなんて説明すればいいんだろう、悩んで、予約できずにいました。でも、やっぱり仕事に行くのは辛く、帰り道、「今日こそは帰ったら予約をしよう」と思いながら、また何日が過ぎていました。やっとのことで、病院を予約しましたが、初診は予約から受診まで1-2週間かかるようで、私は2週間後の予約となりました。
病院に行くまで、綱渡りのような気分で、少しでもバランスを崩したそのまま奈落におちてしまうんじゃないかという気分でした。
奈落に落ちないように、病院行くまで、とにかく、体を整えることと、精神に関することの勉強、仕事を辞めても大丈夫かの確認をしました。具体的には下記のとおりです。
■体を整える
・晩ごはんを作る。
・アルコールは飲まない。
・湯舟に浸かる。
・寝る前にヨガをする。
■精神に関する勉強
・Youtubeで精神科医がメンタルについて解説する動画を見る。
・認知行動療法をやってみる。自分の気持ちをノートにかいてみる。
■仕事を辞めたときの状況を推測
・資産を把握する。
・退職金を算出する。
・傷病手当金、失業手当について調べる。
これらをすることで少しは楽になりました。
精神科の受診
いよいよ、精神科の受診の日です。その日は1日年休をとりました。受信時間は12時、ゆっくり朝ご飯を食べて出かけました。病院の待合室には、患者さんが一人だけ、普段の病院(内科や歯科)とは少し雰囲気違っていました。
受診の内容は、①問診 ②治療方法の説明(薬物、カウンセリング、など)など30分くらいでした。私の場合は、まだ鬱ではなかったし、薬を飲むのも抵抗があったので、少し様子をみて、ダメそうならまた受診するようにしました。
その後、上司が出勤してくると(席は私の隣)心臓がバクバクしたり、仕事がうまくできなかったりがつづいたので、再度、受診しました。先生は「いいんだよ、愚痴を吐きにきても」と言ってくれて、悪くなる前に精神科にかかってよかったなと思いました。
今の状況
今は、精神の勉強で知識が増えたので、自分の気持ちや相手の気持ちを俯瞰してとらえることが出来ています。パワハラをする人はそもそも弱い人で、人に厳しい当たる人は自分がこうするべき、やるべきと思っているので、「自分はこんなにがんばってるのになんであなたはしないの」と考えているので、その思い込みで自分も苦しんでいるんだな、と思うとパワハラ上司も可哀想だな、と思ってしまいます。そんなパワハラ上司も3月いっぱいでいなくなるので、あと少しでお別れです。
今回のことで、パワハラはどこか他人ごとでしたが、自分がやられるとかなりのダメージがあることに驚きました。幸い、鬱や適応障害などにならなかったので良かったですが、運がよかっただけなのかもしれません。
少しでも心に異変を感じたら精神科を受診してください。嫌な職場ならいつでも辞めれるようにしっかり資産形成をして、自分らしく生きていきましょう。
今回の私の体験が少しでもお役にたてれば幸いです。
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