【40代・女性】私が橋本病に気づくまでと現在の症状

橋本病の小話
ヨーコ
ヨーコ

最近、体がしんどくて、仕事が辛いんだよね。

hana
hana

それって、甲状腺の病気じゃない?

ヨーコ
ヨーコ

甲状腺???

hana
hana

私は橋本病(慢性甲状腺炎)に気づかず、病院に行くまで生活するのが凄く辛かったの。

今回は、私が橋本病って診断されるまでの経緯を紹介するね。

 

橋本病とは

橋本病(慢性甲状腺炎)は自己免疫疾患の一つで、自己免疫疾患は体を守るための免疫が自分の臓器・細胞を標的にしてしまうことで起きる病気の総称です。橋本病は、免疫の異常によって甲状腺に慢性的な炎症が起きます。この慢性的な炎症によって甲状腺組織が少しずつ壊され、甲状腺ホルモンが作られにくくなると甲状腺機能低下症になります。橋本病は、成人女性の10人に1人なると言われる病気ですが、橋本病になったからといって全ての人が甲状腺機能低下症になるとは限らないそうです。

甲状腺機能低下症になると血液中の甲状腺ホルモンが低下し代謝が低下することで、様々な症状が出てきます。これらの症状は、少し違和感を感じても「年かな」「遊びすぎ」と思いがちで、気づくのが難しですよね。

引用:http://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=38

病院を受診したきっかけ

私が初めて内科を受診したきっかけは、会社の健康診断でした。健康診断で、お医者さんの内診で「甲状腺が少し腫れてるね、一度、病院に行った方がいいよ」と言われました。甲状腺??そういや、中学校のときも甲状腺の検査をしたことがあったな、でもその時は異常がなかったしな、今回もそんな感じかなっと思っていました。

その後、すぐに近所の内科を受診しました。血液検査をして、甲状腺刺激ホルモン(TSH)が高く、橋本病の疑いがあるので、大きな病院を紹介されました。その病院では、血液検査と超音波による甲状腺の撮影をし、結果は橋本病でした。まずは、チラーヂンS® 50μgを毎朝1錠服用し、2カ月に1回通院をしてホルモンの動きをみました。幸いにも、薬のお陰で数値が安定したので、職場近くの病院に転院することができました。そこからは3ヶ月に1回の通院で血液検査とたまに超音波による甲状腺の様子を診てもらいました。

初めて内科を受診してから、もう6年が経っていますが、いまもチラーヂンS® 50μgを毎朝1錠服用しています。

橋本病に気づくまでの症状

会社の健康診断で甲状腺の腫れを指摘される前から、橋本病の症状が出ていました。それは、倦怠感・強い眠気です。パソコンを使う仕事だったのですが、眠くて文字が打てないことが続いていました。職場環境は、各自の机がパーテーションで区切られていたので寝ていることは気づかれなかったのですが、座っているのも辛かったのを覚えています。今思えば異常な症状でしたが、当時はこれが病気のサインだとは全く疑っていませんでした。なんか眠いな、寝不足?疲れが溜まってる?ストレス?くらい過ごしていました。

現在の治療と症状

現在も3ヶ月に1回の通院をしています。血液検査の数値は安定しているのですが、橋本病の症状は増えました。それは、脱毛・冷えです。脱毛は、髪を洗ったときに手に付く抜け毛の多さや、部屋の掃除をするときにクイックルワイパーでとれる毛の多さに「私、はげる??」と驚きます。橋本病の抜け毛は、抜けても次の毛が生えてこないらしく、本当にハゲてしまわないか心配です。冷えは、北海道に住んでいるから体は冷えるよねっと思っていましたが、我慢できないくらい冷えを感じることが多くなり、仕事中はレッグウォーマーやダウンを着用し、家ではなるべく湯舟に浸かるようにしています。

最後に

一度壊れた甲状腺の細胞は元に戻らないそうです。薬を飲んでホルモンはコントロールできていますが、脱毛などの症状が増えてきているので、少しでも橋本病の進行を抑えるように、食生活などに気を付けていきたいと思っています。

私の体験談がお役にたてれば幸いです。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました